対局名 日中囲碁交流会 
対局日 2004/05/12
場所 成都棋院
対局者
黒番 李 本均 三段
白番 長坂 昇 三段
結果 黒中押し勝ち
ルール 中国ルール 黒7目半コミ出
棋譜     100以下省略


岩月さんのコメント
 (1)黒9は見慣れない打ち方、
16−Hあたりにはさむか
18−Qとケイマし、
白が隅を受けたら18−Lと大ケイマに打ち、
まず自陣の安定をはかり相手のスキを狙う。

白10は12のところ位に打つのがよい
(黒16と突き抜かれた形がヒドイ)。

 (2)白20は良くない。
ここで黒はチャンスがあったが逃した?
(黒21は16−Gと押す、
続いて18−Jと1目取れば
黒は21のところへ押さえ、
白22のところへ打ち1目を取ったとき
17−Kへカケツゲば
左右の黒はつながってしまい優勢となる)。
白22のアタリにもつがず
上記の16−Gに押して行けば同じ形になる。

 (3)黒31では12−Hへ一間に飛んだ方が良い。
 (4)白56と押さえてコウになった。
ここは黒のチャンス、
却材を正確に打てば優勢になることができた。
61の却材は意味不明。
黒61では12−M と押し
白が却を解消したら
11−Lとハネこの白の一団の丸取をはかる。
または13−Qへつける却材とか

10−Dへまがり白が却を解消するとき
8−Cへ掛けていけば
この白は活きるのがやっと。